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2019年01月4日

年始のご挨拶

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旧年中は格別のお引き立てを賜り、厚く御礼申し上げます。

当社が目指す様々な“現場”での位置・空間情報技術の活用は、2018年も大きくその活用範囲を拡げることができました。当社が初めてのGPS位置情報管理システムをリリースした2003年1月から、デバイス・センサの進化、ネットワークの充実、インターネット活用の多様化など様々な環境変化を経験してきました。

 2018年11月には、準天頂衛星「みちびき」の本格サービスが開始され、位置・空間情報技術はさらに注目を集めることになると考えられます。「みちびき」のサービスではcmレベルの誤差での高精度測位などが注目されますが、位置・空間情報技術の活用はその目的に合わせた精度とコスト、端末を含めたインフラ環境によって、最適なサービス、ソリューションを検討することが重要です。これはAIの世界でも、同様の議論がなされていることと思います。

 昨年は「iField(アイ・フィールド)」、「iField indoor(アイ・フィールド インドア)」の採用によって、海外自動車工場でのフォークリフト・牽引車といった業務車両の削減、建設工事現場での見える化と稼働把握による生産性向上、航空分野での動態管理の進展など、具体的な成果を様々なフィールドで実現していくことができました。

位置・空間情報はインフラになる。
~Replacing phenomena and events to assets.~


 この先の“現場”では、位置・空間情報そのものがサービス的価値を持つわけではなく、その他の情報との関わり合い方、生産性向上や自動化、MaaS分野での最適な活用といった具体的な目的に合わせた価値の出し方に貢献するインフラになりえるものと考え、そのインフラを最大限に活用できるサービス、ソリューションを目指していきます。

 例えば、「自動化」をとっても、ロボットや自動搬送のような機械的な自動化だけではなく、判断の自動化・半自動化、報告業務の自動化など、位置・空間情報が寄与する分野でも大きな可能性を持っており、現場作業の負荷を削減できるサービス、ソリューションの実現が更に拡大されていくと考えています。
 
 マルティスープは今年も社員一同、技術、知識、想像力を磨き、皆さまのご期待に応えられる会社として、サービス、ソリューション、そして“現場”を改善できる提案をご提供できるよう精進して参ります。

 皆さまのご発展を祈念しますとともに、本年も引き続き、お引き立てとご愛顧のほど、よろしくお願い申し上げます。

マルティスープ株式会社
代表取締役 那須 俊宗
社員一同